過去の動向 - 2022年7月~9月
2022年9月
令和4年度日韓戦史研究交流について
令和4年9月21日から23日にかけて、戦史研究センター小橋主任研究官と木下所員は韓国ソウルを訪問し、韓国国防部軍史編纂研究所において日韓戦史研究交流に参加しました。同交流は、調査研究の充実と相互理解の増進を目的に2001年から続いているものですが、今回は3年ぶりの対面形式での開催となりました。ワークショップは自由論題形式で行われ、日米同盟とNATOとの戦略的連携、近年のロシアによる領土拡張行動に対するNATOとアメリカの対応、ミリタリープロフェッショナリズムと軍事専門教育、1920年代中盤以降における朝鮮駐屯日本軍の性格の変化などについて、それぞれが研究発表を行い、研究者の間で活発な議論が交わされました。
駐日中国大使館付陸軍武官の来訪
9月15日(木)、駐日中国大使館付陸軍武官 可輝 陸軍上級大佐から着任挨拶のため訪問を受けました。木口副所長との懇談では、防衛研究所との学術交流などについて意見交換が行われました。
在日パキスタン大使館付国防武官の来訪
9月7日(水)、在日パキスタン大使館付国防武官サイヤド・イムラン・アリー空軍准将が防衛研究所を訪問され、第69期一般課程パキスタン研修団長(副所長 木口陸将補)と研修成果に関して懇談した後、理論研究部長との意見交換を行いました。研修に係る懇談においては日本とパキスタンとの国交樹立70周年の記念すべき年に有意義な研修が実現できたことに感謝を伝え、意見交換においては地域情勢について様々な意見を交わしました。
防衛研究所長 離着任行事
令和4年8月5日(金)、齋藤雅一所長が退官により、職員に見送られ防衛研究所を後にしました。同日付で川崎方啓新所長が着任し、新体制が始まりました。
2022年8月
防衛研究所 創立70周年記念式典
令和4年8月1日(月)、防研創立70周年記念式典を執り行いました。昭和27年8月、わが国の防衛に関する調査研究及び幹部職員の教育を行う保安庁保安研修所として発足し、本年で70年の節目を迎えました。中曽根防衛大臣政務官、鈴木防衛事務次官、山崎統合幕僚長をはじめ多くの省高官が御来場の中、防研職員を前に齋藤所長による式辞に続き、中曽根政務官による訓示及び来賓代表として一般財団法人平和・安全保障研究所理事長の德地様より御祝辞を賜りました。
2022年7月
駐日モンゴル大使館付国防武官の来訪
7月26日(火)、駐日モンゴル大使館付国防武官ルハグバスレン・エンフバト陸軍大佐が防衛研究所を訪問しました。齋藤所長との懇談では、一般課程への留学生派遣など防衛研究所との交流や国際情勢等について意見交換を行いました。
エチオピアPKOセンター長の来訪
7月22日(金)、エチオピアPKOセンター長モコネン・アスファウ陸軍准将及び同国際平和支援訓練センター長サブシベ・デュバ陸軍准将が防衛研究所を訪問し、木口副所長への挨拶、特別課程の教育風景の視察及び研究者等との意見交換を行いました。
防衛懇話会での所長講演
令和4年7月13日(水)、日本工業倶楽部会館(東京都千代田区)において、防衛懇話会座談会が開催されました。本懇話会は、経済6団体を発起人として設立され、国防思想の普及高揚を図るとともに防衛省・自衛隊の健全な発展に寄与することを目的としています。
齋藤所長により、全国有力企業会員及び個人会員約90名に対し、今年で70周年を迎えた防衛研究所の役割に始まり、最近の防研研究者の活躍状況、各種刊行物等の情報発信状況、戦史史料の管理、公開などの防衛研究所の概要について講演を実施しました。その際、教育課程の研修員については、民間企業等からも幅広く募っていることも説明しました。