朝鮮戦争と日本

2013(平成25)年7月27日は、朝鮮戦争の休戦協定が板門店で締結されてから、ちょうど60年目にあたります。この度、休戦協定60周年の節目に、これまでの防衛研究所における朝鮮戦争に関する調査研究の成果から、特に日本との関連を分析した論文を集大成して、公表しています。

特別寄稿

  • 朝鮮戦争―日本への衝撃と余波―
    赤木 完爾

第一部 日本の貢献

  • 朝鮮海域に出撃した日本特別掃海隊―その光と影―
    鈴木 英隆
  • 朝鮮戦争と日本の関わり―忘れ去られた海上輸送―
    石丸 安蔵
  • 朝鮮戦争と日本の港湾―国連軍への支援とその影響―
    石丸 安蔵
  • 朝鮮戦争における後方支援に関する一考察―仁川上陸作戦に焦点を当てて―
    田中 明

第二部 「再軍備」

  • 朝鮮戦争と警察予備隊―米極東軍が日本の防衛力形成に及ぼした影響について―
    葛原 和三
  • 戦後日本の海上防衛力整備(1948~52年)―海上防衛における日米の「役割分担」の起源―
    石田 京吾
  • 戦後日本の航空兵力再建―米国の果たした役割を中心として―
    岡田 志津枝

第三部 日本に及ぼした影響

  • 朝鮮戦争と日本―アイデンティティ、安全保障をめぐるジレンマ―
    庄司 潤一郎
  • 朝鮮戦争と日本の対応―山口県を事例として―
    庄司 潤一郎
  • 朝鮮戦争と日本の対応(続)―山口県を事例として―
    庄司 潤一郎