国際共同研究シリーズ12
防衛研究所--英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)共同研究
グローバル安全保障のためのパートナー ―日英防衛・安全保障関係の新たな方向―
防衛研究所は、英国ロンドン所在の英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)との間で2014年前半より、日英防衛・安全保障関係についての共同研究を実施しました。防衛研究所とRUSIは、これまで主に訪問研究員の相互派遣を通じて、協力関係を構築してきました。今回の共同研究には、両研究機関から計7名が執筆者として参加し、ロンドンでのワークショップ開催等を経て、2015年8月にまずは報告書の英語版がPartners for Global Security: New Directions for the UK-Japan Defence and Security Relationshipと題して、RUSIから刊行されました。英語版全文はRUSIのウェブサイトからダウンロード可能です。
日英間の防衛・安全保障協力は、近年、2+2(外務・防衛)閣僚会合の実施や、防衛装備品協力の具体化等、さまざまなかたちで進展しています。そこで本報告書では、日英双方の専門家の視点を組み入れることで、今日の日英防衛・安全保障関係の大枠を提示し、さらなる二国間協力を実現できる分野について考察しました。
- 報告書一括ダウンロード
- 表紙、まえがき、目次
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- 序論 日本と英国―戦略的関係のためのアジェンダ
- ジョナサン・アイル(RUSI)
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- 第1章 安倍政権下の日本の防衛・戦略態勢
- 佐竹 知彦(防衛研究所)
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- 第2章 アジア太平洋地域における英国の安全保障政策
- エドワード・シュワーク(RUSI)
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- 第3章 アジアと欧州の海洋安全保障
- ピーター・ロバーツ(RUSI)
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- 第4章 アジアおよび世界における日本の防衛外交
- 鶴岡 路人(防衛研究所)
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- 第5章 アフリカの平和・安定に向けた日英協力
- 神宮司 覚(防衛研究所)
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- 第6章 日英防衛装備協力の展望
- トレバー・テイラー(RUSI)
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- 終章 日英協力の課題と行方
- 鶴岡 路人(防衛研究所)