戦争史研究国際フォーラム



戦争史研究国際フォーラムは、戦争史に関して二国間もしくは多国間で比較研究することで、とかく一方的になりがちであった戦争史を多角的な視点から再検討すると同時に、当該国との相互理解を深め、信頼醸成に寄与することを目的とし、防衛研究所創立50周年を記念して平成14年度より開催しています。
第21回:「冷戦期の日本の安全保障と朝鮮半島」
令和5年度(2023年度)のテーマは「冷戦期の日本の安全保障と朝鮮半島」です。
令和5年度の戦争史研究国際フォーラムは、朝鮮戦争休戦70周年の節目を迎えるにあたり、「冷戦期の日本の安全保障と朝鮮半島」をテーマとして開催します。
朝鮮戦争と日本との関係や、冷戦史のなかの日米韓関係などを取り上げ、冷戦期の日本の安全保障と朝鮮半島の関係について歴史的に考察し、現在の国際情勢をより深く理解するための歴史的視座を提示することを目指します。 今年度は、オンラインのウェビナー形式で開催いたします。どうぞ奮ってご参加ください。
日時 |
令和5年9月14日(木)08:00 ~ 16:30 ※オンライン(ウェビナー形式、日英同時通訳付、事前登録制) |
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参加費 | 無料 | 申込みはこちら |
お問い合わせ先 | forum2023@piic.today |
第一部 |
(08:00~11:00) - 基調講演(08:00~08:45) マイク・モチヅキ(ジョージ・ワシントン大学日米関係部長) 「日本と朝鮮の戦略的連関-冷戦期のアメリカの視点」 - セッション1「朝鮮戦争と日本」(08:45~11:00) 発表者 ・ 柴山太(関西学院大学教授) 「朝鮮戦争エスカレーションと西側陣営内での日本再軍備の位置づけ」 ・ 南基正(韓国・ソウル大学日本研究所長) 「東アジア停戦体制と日本の位置―日本が戦った朝鮮戦争を手掛かりに」 ・ マーク・ガリッチオ(米国・ヴィラノーバ大学米国史部長) 「アメリカの対日占領政策・アジア冷戦への朝鮮戦争の影響」 |
第二部 |
(13:30~16:30) - 特別講演(13:30~14:15) 波多野 澄雄(国立公文書館アジア歴史資料センター長) 「朝鮮半島と日本の安全保障-その歴史的考察-」 - セッション2「冷戦史のなかの日米韓関係」(14:15~16:30) 発表者 ・ 小林聡明(日本大学教授) 「韓国外交文書から見る沖縄返還前後の東アジア国際関係」 ・ 崔慶原(常葉大学教授) 「米中接近と日韓安全保障関係-抑止と外交の調和は可能だったのか」 ・ 添谷芳秀(慶應義塾大学名誉教授) 「冷戦の終焉と日韓・日米関係」 |
※プログラムは予告なく変更になる場合があります。