防衛研究所概要
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研究会における発表国外の研究機関との研究交流07調査研究 戦史研究センターは、わが国最大の戦史に関わる調査研究部門として、防衛政策や自衛隊の教育訓練のニーズに適切に応えるため、国内外における戦史の調査研究を行っています。 特に、現在、そして将来における国家の安全保障環境や安全保障問題を考察する際の基盤を提供するものとして必要不可欠です。また、過去、相互に影響し合っていた国家間において歴史認識に関する意見交換を行うことは、将来における相互の関係を維持・促進する上で大きな意味を持っており、過去の戦争をめぐる諸外国の歴史認識も重要な研究課題となっています。このため、防衛研究所は現在、歴史研究の活動において国際比較のアプローチを採ることによって、狭い意味での「日本戦史」や「外国戦史」の枠にとらわれずに調査研究の幅を広げるよう尽力しています。先の大戦に関する戦史の更なる研究 新たに公開された史料、最近の研究成果を生かすとともに、外国の視点も取り入れて、先の大戦に関する戦史を更に研究しています。戦後日本の安全保障政策史への取組み 既に歴史となりつつある自衛隊の創設・発展過程を含めた戦後日本の安全保障政策についての調査研究のほか、「オーラル・ヒストリー」を作成しています。国際紛争史の調査研究 世界各地で生起した国際紛争について、今後の安全保障政策・自衛隊の教育訓練に資する歴史的教訓を提供するために、調査研究を実施しています。研究課題 最新の研究動向、史料をもとに戦史に関わる歴史事実を常に検証し続けるとともに、現在の日本の安全保障政策に歴史的視点から寄与するために、次のような課題に取り組んでいます。戦史に関する調査研究

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