所長挨拶

防衛研究所長

防衛研究所のホームページをご訪問いただきありがとうございます。

この度、防衛研究所長を拝命しました坂本 大祐(さかもと だいすけ)です。
防衛研究所は、防衛省のシンクタンクであるとともに、我が国唯一の国立の安全保障に関する学術研究・教育機関です。当所では、安全保障や戦史に関する調査研究のほか、諸外国の国防大学に相当する教育機関として、防衛省・自衛隊の幹部及び他省庁の職員等への教育を行っております。

令和8年8月現在、防衛研究所には約90名の研究者が所属しており、政策研究や国際・地域情勢分析に加え、法律、経済、社会、戦史等の伝統的な分野の研究に尽力する一方、こうした従来の分野に留まらず、今年度から発足した先進領域研究部においては宇宙やサイバー分野の研究を進化させ、経済安全保障及び先進技術の軍事利用に関する調査研究も行っております。また、当所は公文書管理法に基づく「歴史資料等保有施設」に指定されており、多数の戦史史料を保存、広く国民の皆様の利用に供し、戦史研究に貢献しております。
教育にあたっては、国家安全保障及び国の防衛に関し、軍事的な視点のみならず、政策的な視点を重視し、将来を見据えた教育を進めております。

これら活動の成果についてはさまざまな形で、情報発信に努めております。例えば、中国の軍事・安全保障について中長期的な視点から分析を行う「中国安全保障レポート」、地域や政策領域を横断して世界の戦略トレンドを分析する「NIDSパースペクティブ」、複雑な事実関係の整理・解説から本格的な分析の成果まで、現代の安全保障課題の理解に資する多様なコンテンツをウェブ上で随時発信していく、新しい形のレポートシリーズ「NIDS Research&Analysis」、安全保障の専門学術誌として部外からの投稿も募集する「安全保障戦略研究」のほか、「戦史研究年報」を年次報告書として刊行しております。また、ホームページ上では、研究特集と題して、時宜にかなった国内外の安全保障のテーマについて、タイムリーな評論を提供する「NIDSコメンタリー」、ウクライナ情勢に関する論考・記事等をまとめて紹介する「ウクライナ特集」、『朝雲』紙と連動した、研究者による解説記事「防研セミナー 時代を読み解く」を掲載しております。

また、当所は、文部科学省及び日本学術振興会の科学研究費助成事業(科研費)に応募可能な研究機関に指定されております。今後益々、他のシンクタンクや大学の先生方との共同研究を積極的に推進し、研究能力の更なる向上に努めてまいる所存です。

これからも、国民の皆様に安全保障に関する知識や情報を正確に発信できるよう取り組んでまいりますので、是非、防衛研究所に関心を寄せていただきたくお願い申し上げます。

防衛研究所長 坂本 大祐