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史料のなかの軍人たち ―知られざる素顔―

海軍中将 柴崎惠次 明治27年~昭和18年〔兵庫〕

-タラワの指揮官、海軍陸戦隊と米海兵隊の戦い-

主要略歴

大正4.12海軍兵学校卒(43期)
昭和7.12中佐、8.11横須賀鎮守府副官、9.11人事局2課局員、
11.12安宅艦長
12.12大佐・呉鎮守府参謀、14.11漢口方面特別根拠地隊副長、
15.9水路部総務課長、16.5水路部総務部長、
16.9上海特別陸戦隊参謀長、18.4呉防備戦隊司令官、
18.5少将、18.7第3特別根拠地隊司令官
18.11タラワ島で玉砕・中将進級

人物解説

柴崎は、大佐昇進以降、陸戦隊勤務が主体となります。昭和18年2月、新たに中部太平洋のギルバート、ナウル、オーシャン方面の防備を担当する第3特別根拠地隊が編成され、7月21日、柴崎は同隊司令官としてギルバート諸島タラワに着任しました。着任後、柴崎は直ちに軍紀の振粛と訓練を強化します。11月21日未明、米第2海兵師団約18600名が司令部のあるベチオ島に上陸を開始しました。柴崎は同日早朝、当時の状況を、敵は水陸両用戦車100隻以上、上陸舟艇200隻以上、上空航空機数十機をもって制空中、我は全軍決死敢闘士気旺盛と報告しますが(下掲史料①) 、同日午後、司令部防空壕付近で敵弾を受け壮烈な戦死を遂げます。他方、残された部隊は、水陸両用戦車約90隻を撃破し、所定の攻撃行動を遂行するなど米軍を圧倒します。22日には軍令部総長に対し、天皇陛下からタラワ守備隊への激励の御言葉を賜わります(下掲史料②) 。しかし、敢闘空しく25日、守備隊4601名中捕虜になった146名を除き全員が玉砕しました。米軍も戦死1009名、負傷2101名の大損害を被ります。

関連史料

「特設運送船香取丸戦時日誌戦闘詳報 特設運送船共柔丸、君川丸、賢洋丸 昭18.10.1~20.5」

登録番号:④艦船・陸上部隊ー戦闘詳報 戦時日誌-879

アジ歴レファレンスコード:C0803066650

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