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史料のなかの軍人たち ―知られざる素顔―

海軍中将 大西瀧治郎 明治24年~昭和20年〔兵庫〕

-海軍航空の先駆け-

大西瀧治郎

大西瀧治郎中将
『戦史叢書 沖縄方面海軍作戦』口絵から抜粋

主要略歴

明治45.7海軍兵学校卒(40期)
8.11大佐、9.11横須賀海軍航空隊副長兼教頭、11.4航空本部教育部長、
14.10第2連合航空隊司令官、
14.11少将、15.11第1連合航空隊司令官、16.1第11航空艦隊参謀長、
17.3航空本部総務部長、
18.5中将、18.11軍需省航空兵器総局総務局長、19.10南西方面艦隊司令部付、19.10第1航空艦隊司令長官、20.5軍令部次長、
20.8.15自決

人物解説

大西は、海軍兵学校卒業以降、ほぼ航空関係の職務に就きます。横須賀海軍航空隊副長兼教頭であった大西は、今後の海軍軍備の重点を戦艦から航空機に転換する必要を説く急先鋒でした。昭和10年、この研究のため「空中兵力威力研究会」が組織されますが、研究成果はあまり海軍中央から顧みられることはなく彼を失望させました。昭和11年、航空本部教育部長となった大西は、昭和12年にこの研究会の結論をもとにして、「航空軍備ニ関スル研究」(下掲写真)をまとめ中央に提出します。この研究では、海軍の任務である西太平洋における制海権の維持は、優勢な艦隊でなく、強大精強な基地航空兵力に依ると海軍の航空化を主張しています。のちの太平洋での対米戦は、彼の予想通り、航空機が中心となり、戦局が悪化した19年10月25日、第1航空艦隊司令長官として「神風特別攻撃隊」を組織し、敵空母に対し体当たり攻撃第1号を決行するにいたります。

関連史料

「航空軍備ニ関スル研究 昭12.7」

登録番号:⑤航空部隊-航空本部-60

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