安全保障国際シンポジウム

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防衛研究所では、諸外国の著名な有識者を招いて、公開の場で意見発表及び意見交換を行い、安全保障対話の一助にするとともに、一般の方々の安全保障問題に関する認識の深化に寄与するための国際シンポジウムを開催しています。

令和5年度(第24回)「核時代の新たな地平」

冷戦期の米ソ2極による核対立の構図を「第1の核時代」とし、冷戦後の新たな核拡散と地域大国の核対立により核抑止の計算が複雑化した状況を「第2の核時代」と呼ぶようになって久しいですが、厳しさを増す国際安全保障環境のなかで、「核時代」を取り巻く状況も近年大きく変容しつつあります。
こうした背景のもとに、本シンポジウムは第1セッション「核抑止と軍備管理」において、新領域での戦いが前提となるなかでの核抑止と軍備管理の新たな方向性について、主に政策的側面から検討を行います。次に、第2セッション「核抑止と強要の理論」で現代の核抑止理論や核兵器と強要に関して、最新の知見に基づき議論を行います。
これらの議論を通じて、「核時代」の現在を理論と実証の両面から捉え、海外有識者との間で知的交流を行うとともに、国内外からの安全保障に対する幅広い関心に応えたいと考えています。

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日時 :令和5年12月6日(水) 08:50 ~ 13:15
 ※オンラインのウェビナー形式(日英同時通訳付)
聴講料 :無料

プログラム

所長開会挨拶(08:50~09:00)

石川 武(防衛研究所長)

第1セッション:「核抑止と軍備管理」(9:00~11:00)

司会・討論 一政 祐行(防衛研究所 サイバー安全保障研究室長)
発表 ダリル・プレス(米ダートマス大学グローバル安全保障研究所長)
有江 浩一(防衛研究所 政治・法制研究室所員:2等陸佐)
ジェームズ・アクトン(米カーネギー国際平和財団核政策プログラム共同部長)

第2セッション:「核抑止と強要の理論」(11:10~13:10)

司会・討論 栗田 真広(防衛研究所 政策シミュレーション室主任研究官)
発表 ザファール・カーン(パキスタンバロチスタン情報技術大学国際関係学部教授)
大西 健(防衛研究所 グローバル安全保障研究室主任研究官)
チャールズ・グレイザー(米マサチューセッツ工科大学安全保障研究プログラムシニアフェロー)

※各セッションは各25分の発表(3名)と、45分間の質疑・応答で構成されます。
 プログラムは予告なく変更になる場合があります。

議長閉会挨拶(13:10~13:15)

伊豆山 真理(防衛研究所 理論研究部長)