防衛研究所の動向
2023年9月
海上保安大学校長の来訪
9月13日、石川所長は江口満海上保安大学校長の表敬を受け、海上保安大学校海上保安国際研究センターとの協力・連携、研究者間の交流の深化について意見を交換しました。江口大学校長は、防衛研究所第52期一般課程の卒業生です。


駐日モンゴル大使館付国防武官の来訪
9月6日、足立副所長は駐日モンゴル大使館付国防武官トゥムルホヤグ・サンジュミャタフ陸軍大佐の表敬を受けました。

2023年8月
英国戦略コマンド司令官の来訪
8月31日、石川所長は英国戦略コマンド司令官 ジム・ホッケンハル陸軍大将の訪問を受けました。英国戦略コマンドは、英国軍の統合能力の発展と管理を担う組織であり、2019年に統合軍から改編されました。
石川所長との懇談では、防衛研究所と英国内における安全保障研究機関等との学術・研究交流を一層促進することの重要性を再確認しました。


「サイバー防衛協力(CDC)ワークショップ」のカナダ準備会合・リハーサル等への参加
8月20日~26日、足立副所長は、カナダ(オタワ)で開催された「CDCワークショップ」のカナダ準備会合・リハーサルに参加しました。CDCワークショップは、9月に東京で実施される日・米・加合同のサイバー防衛に関する演習のことです。リハーサルでは主に演習の流れと司会進行役としての技法について確認しました。また、CDCワークショップでの司会進行を円滑にするため、カナダ軍のサイバー部隊・施設等を研修しました。


木村防衛大臣政務官 防衛研究所を視察
令和5年8月31日(木)、木村防衛大臣政務官 が防衛研究所を視察されました。視察では、防衛研究所の概況説明・ウクライナ情勢関連の防研ブリーフィング及び庁舎内の研究室や史料庫の状況をご確認いただくとともに、現状をご理解いただきました。


駐日インド大使館付国防武官の来訪
8月17日、足立副所長は駐日インド大使館付国防武官マジーシュ・マシュー海軍大佐の表敬を受けました。


駐日オーストラリア大使館付国防武官の来訪
8月17日、石川所長は駐日オーストラリア大使館付国防武官ジョシュア・ウィルキンソン海軍大佐の表敬を受けました。


豪州との防衛研究交流
8月8日、防衛研究所はオーストラリア戦略政策研究所(Australian Strategic Policy Institute(ASPI))から戦略・政策部副部長 アレックス・ブリストウ博士及び同アナリスト ルーシー・アルビストン氏を招へいし、研究会を開催しました。
研究会においては、日豪安全保障協力等について活発な意見交換が行われました。


駐日ドイツ大使館付国防武官の来訪
8月7日、石川所長は駐日ドイツ大使館付国防武官カルステン・キーゼヴェッター陸軍大佐(離任)及びラルフ・ペルジケ空軍大佐(着任予定)の表敬を受けました。


ARF国防大学校長等会議(ARF HDUCIM)への参加
7月30日~8月4日、足立副所長、池上主任研究官及び浅見研究員は、マレーシア(クアラルンプール)で開催されたARF国防大学校長等会議(ARF HDUCIM)に参加しました。同会議は、ARF加盟国及びパートナー国の国防大学及び国防研究機関等との間で意見交換を行うことにより、国防研究機関が果たす役割の認識向上を目的としています。会議では、地域情勢及び安全保障上の諸課題を踏まえた持続的平和と安全に向けた防衛教育外交ついての知見を共有しました。


駐日ドイツ大使館付国防武官の来訪
8月7日、石川所長は駐日ドイツ大使館付国防武官カルステン・キーゼヴェッター陸軍大佐(離任)及びラルフ・ペルジケ空軍大佐(着任予定)の表敬を受けました。


2023年7月
駐日イスラエル大使館付国防武官の来訪
7月28日、足立副所長は駐日イスラエル大使館付国防武官アロン・ヨシュア氏(離任)及びオメール・バヴリ氏(着任予定)の表敬を受けました。

駐日ポーランド大使館付国防武官の来訪
7月27日、足立副所長は駐日ポーランド大使館付国防武官ヴォイチェフ・カリシュチャック陸軍大佐(離任)及びマチェイ・レムコフスキ空軍大佐(着任予定)の表敬を受けました。


駐日フィンランド大使館付国防武官の来訪
7月26日、石川所長は駐日フィンランド大使館付国防武官キンモ・タルヴァイネン陸軍大佐(離任)及びヤン・エンストロム海軍大佐(着任予定)の表敬を受けました。


駐日リトアニア大使館付防衛アドバイザーの来訪
7月18日、足立副所長は駐日リトアニア大使館付防衛アドバイザーのマルギリス・アブキャヴィチュス氏の表敬を受けました。懇談では国際安全保障に関する相互の認識及び研究交流に関して意見交換を実施しました。


駐日オーストラリア大使館付国防武官の来訪
7月13日、足立副所長は駐日オーストラリア大使館付国防武官ソニア・ハロラン空軍大佐の離任表敬を受けました。ハロラン大佐は、防衛研究所第61期一般課程の卒業生です。


防衛研究所所長 離着任行事
令和5年7月14日(金)、川崎方啓前所長のご退官により、職員に見送られ防衛研究所を後にしました。同日付で石川武新所長が着任し、新体制が始まりました。



サウジアラビア軍指揮幕僚大学研修団の来訪
7月4日、防衛研究所はサウジアラビア軍指揮幕僚大学(CSC)研修団との意見交換を実施しました。CSCは、サウジアラビア軍の選抜された将校に対し、指揮官・参謀として必要な資格等を付与するとともに、軍事に関する専門的な研究を行っています。
意見交換には、足立副所長、西野主任研究官及び𠮷田研究員が出席し、東アジアにおける海洋安全保障上の課題について討議しました。


駐日中国大使館付陸軍武官及び副武官の来訪
7月5日、足立副所長は駐日中国大使館付陸軍武官 可 輝 陸軍上級大佐、同副武官 姜 帆 陸軍上級大佐及び同副武官 李要偉 陸軍上級大佐の表敬を受けました。懇談では、防衛研究所との学術交流などについて意見交換が行われました。


2023年6月
駐日米国大使館付国防武官の来訪
6月28日、足立副所長は駐日米国大使館付国防武官フレッド・ウィントン・スミス・ジュニア海軍大佐(離任)及びダニエル・E・フィリオン海軍大佐(着任予定)の表敬を受けました。フィリオン大佐は、防衛研究所第69期一般課程の卒業生です。


駐日ヨルダン大使館付国防武官の来訪
6月26日、川崎所長は駐日ヨルダン大使館付国防武官アタラ・サレム・アルシュレイデ陸軍准将の表敬を受けました。懇談では、防衛研究所とヨルダン国防大学との交流の可能性等について意見を交換しました。


米海軍大学院訪問団の来訪
6月15日、防衛研究所は米海軍大学院(NPS)訪問団の来訪を受けました。訪問団の一員ジェイソン・ペリー海兵隊大佐は、防衛研究所第62期一般課程の卒業生です。
意見交換では、足立副所長、菊地政策研究部長、杉浦主任研究官、栗田主任研究官及び相田所員が出席し、両機関の将来的な研究交流の可能性等について意見を交換しました。



日韓教官交流(忠清南道論山市)
6月13日~16日、伊豆山理論研究部長及び小池研究員は、韓国の忠清南道論山市にある韓国国防大学校(KNDU)を訪問しました。KNDUは、国家安全保障や国防政策、統合運用に関して教育を行う韓国国防省の機関です。
現地では、KNDUの学生に対して日本の防衛政策に関して講義を行うとともに、日米韓協力等に関して教官及び学生らと意見交換を実施しました。キム・ホンソク国防大学総長への表敬では、防研とKNDUとの交流の意義を改めて確認しました。



駐日ポーランド大使及びポーランド東方研究所所長の来訪
6月14日、防衛研究所は駐日ポーランド大使パヴェウ・ミレフスキ閣下及びポーランド東方研究所(OSW)所長ヴォイチェフ・コノンチュク氏の訪問を受けました。OSWはポーランドのシンクタンクであり、ロシア、東欧諸国、中国等のポーランド東方の地域を主体とした各種分析を行っています。川崎所長との懇談では、安全保障に関する国際情勢のうち、両機関の関心事項について意見を交換しました。



インド国防大学研修団の来訪
6月6日、防衛研究所はインド国防大学(NDC)研修団(団長:ラジェッシュ・アルン・モグヘ陸軍少将)との意見交換を実施しました。NDCは、インド軍の准将級将校、政府職員及び留学生に対して安全保障に関する高度な教育を実施しています。
意見交換には、足立副所長、伊豆山理論研究部長、栗田主任研究官、八塚主任研究官及び𠮷田研究員が出席し、日印両国周辺における安全保障上の課題等について積極的な意見交換を行いました。



オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)所長の来訪
6月7日、川崎所長はオーストラリア戦略政策研究所(ASPI)所長ジャスティン・バッシ氏の表敬を受けました。ASPIはオーストラリアのシンクタンクであり、同国政府に対し、国防と戦略に関する情報提供・政策提言等を行っています。川崎所長との懇談では、両機関の交流を中長期的に継続していくことが重要であるとの認識を共有しました。



2023年5月
ベトナム国防学院学院長の来訪
5月26日、川崎所長はベトナム国防学院(NDAV)の学院長チャン・ヴィエット・コア陸軍上将の表敬を受けました。NDAVはベトナム最高レベルの国防教育機関であり、ベトナム人民軍上級将校等に対する軍事及び安全保障に関する高度な教育等を実施しています。川崎所長との懇談では、本年9月に日越外交関係樹立50周年を迎えることを念頭に、両機関の交流を継続することの重要性を確認しました。




米空軍中国航空宇宙研究所(CASI)との研究交流
5月18日(木)、防衛研究所の副所長足立陸将補は、米空軍中国航空宇宙研究所(China Aerospace Studies Institute:CASI)のブレンダン・マルバニー所長からの表敬を受けました。直後に開催された中国研究会では、CASIのデレク・ソレン上級研究員による「中国のハイブリッド戦」と題する講話が行われ、防衛研究所の研究者及び多くの職員が参加する中、様々な意見交換が行われました。




NATO国防大学国防関係学校長会議(NATO CoC)への参加
5月8日(月)~13日(土)、川崎所長、大森室長及び瀬戸研究員は、エストニア(タリン)で開催されたNATO国防大学国防関係学校長会議(NATO CoC)に参加しました。同会議は、NATO加盟国の国防学校長等が持ち回りで主催する年次会合であり、NATO加盟国やパートナー国の国防大学校等が一堂に会する場です。会議では参加各国学校等との関係強化を図るとともに、欧州を始めとした地域情勢及び安全保障上の諸課題を踏まえた国防教育の将来像についての知見を共有しました。


防研研究者の国会参考人出席
5月19日、参議院・政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会において、山添博史米欧ロシア研究室長が、北方領土問題にかかるロシアの姿勢について、参考人として意見を述べ、その後、8名の委員と質疑を行いました(動画は
こちら)。
質疑の中で言及されたロシアの大国意識やウクライナ戦争をめぐる論点については、『 NIDSパースペクティブ1 大国間競争の新常態』でも詳しく論じられています。


パキスタン国防大学研修団との意見交換
5月8日、防衛研究所はパキスタン国防大学(NDU)研修団(団長:パキスタン国防大学学校長 ラハト・ナシーム・アフメド・カーン陸軍中将)との意見交換を実施しました。NDUは、パキスタン政府関係者、上級将校、外国将校等に対する教育を実施するとともに、国家安全保障等に関する研究を行っています。
意見交換には、足立副所長、伊豆山理論研究部長、栗田主任研究官及び𠮷田研究員が出席し、「自由で開かれたインド・太平洋」について積極的な意見交換を行いました。

2023年4月
駐日インド大使の来訪
令和5年4月26日、川崎所長は駐日インド大使シビ・ジョージ閣下の訪問を受けました。川崎所長との懇談では、日本とインドの研究交流を含む安全保障協力の重要性について認識を共有しました。



フランス軍事学校戦略研究所所長の来訪
4月20日、川崎所長はフランス軍事学校戦略研究所(IRSEM)の所長マルジョリー・ヴァンベリンゲム博士の表敬を受けました。IRSEMは、フランス国防省の研究所であり、安全保障に係る幅広い分野の調査・研究を実施しています。川崎所長との懇談では、両機関の研究員相互派遣等の研究交流の重要性に関する認識を共有しました。


イスラエル国防大学学校長の来訪
4月17日(月)、川崎所長はイスラエル国防大学(INDC)の学校長イタイ・ヴェルブ陸軍少将の表敬を受けました。INDCは、イスラエル国防軍の上級将校や安全保障に係る政府関係者等に対する軍事及び安全保障に関する高度な教育等を実施しています。川崎所長との懇談では、両機関の教育・研究における協力の可能性について意見交換を行いました。


2023年3月
フィリピンとの防衛研究交流(マニラ)
2023年3月26日~30日、増田室長と𠮷田研究員がフィリピンのマニラを訪問しました。 現地の研究機関や政府・軍機関等において地域の戦略環境について意見交換を行い、相互理解の増進及び人的ネットワークの拡充を図りました。


防衛研究所副所長 離着任行事
令和5年3月30日(木)、木口雄司前副所長が退官により、職員に見送られ防衛研究所を後にしました。同日付で足立吉樹新副所長が着任し、新体制が始まりました。


中東安全保障機関との研究交流(パキスタン・イスラム共和国)
2023年3月13日~18日、池上主任研究官と栗田主任研究官がパキスタン・イスラム共和国を訪問しました。
現地の軍関係機関や大学・研究機関等において、地域の戦略環境や日パ関係について意見交換を行い、相互理解の増進及び人的ネットワークの拡充を図りました。


インドDPG長の来訪
3月27日(月)、インドのシンクタンクの一つであるデリーポリシーグループ(DPG)所長へマント・クリシャン・シン大使の訪問を受けました。DPGは、歴史あるシンクタンクで、近年はインドの国力増進の観点から国際問題や戦略問題に焦点を当てた活動をしています。
川崎所長との懇談では、日印間の安全保障のさらなる発展にシンクタンクが果たす役割に鑑み、両機関の交流を継続していくことを確認しました。研究者との意見交換においては、シン大使からウクライナ戦争とインド太平洋地域の安全保障の関連性、インドと米国・ロシアとの関係についての見解が披露されました。


英国国防省開発・概念・教義センター長の来訪
3月16日(木)、英国国防省開発・概念・教義センター(DCDC)センター長フィン・モナハン空軍少将の訪問を受けました。DCDCは、英国国防省のシンクタンクであり国防政策の決定や能力構築、作戦に資する知的基盤を提供することを任務としています。
木口副所長との懇談では、両機関の特徴等についての紹介及び安全保障情勢についての意見交換を行いました。


東南アジア派遣(カンボジア・シンガポール)
2023年3月1日~8日、石原主任研究官と相澤研究員がカンボジアのプノンペンとシンガポールを訪問しました。
両国の大学や研究機関において調査及び意見交換を行い、地域情勢の理解及び人的ネットワークの強化を図りました。


2023年2月
ASEANワークショップ2023の開催
2月22日(水)、防衛研究所は、ASEAN地域に関する海外の研究者を 招へいし、ASEANワークショップを行いました。須永特任上席研究官の開会挨拶を皮切りに、討論を行うことにより、ASEAN地域における情勢理解及び国際交流の促進を図りました。


日豪研究交流(オンライン)
2023年2月21日、防衛研究所はオーストラリア戦略政策研究所(ASPI)と合同Web会議を実施しました。
主にインド太平洋地域の安全保障について意見交換を行い事後の政策研究に必要な資を得るとともに、ASPIとの関係を深化することが出来ました。

日韓防衛研究交流
2月9日(木)、防衛研究所は、韓国国防研究院(Korea Institute for Defense Analyses)と日韓防衛研究交流を実施しました。同院安保戦略研究センター長 イ・ホリョン(Lee Ho Ryoung)博士他の研究者を招へいし、地域情勢及び安全保障上の諸問題について意見交換を行いました。


2023年1月
上智大学と防衛研究所との合同研究会
令和5年1月18日、上智大学と防衛研究所との間で初の合同研究会を開催いたしました。 第1セッションは「経済安全保障」を共通論題に、上智大学の齊藤孝祐准教授から「経済安全保障と大学」、そして防衛研究所の𠮷田智聡研究員から「経済安全保障:脱炭素化時代の中東産油国との戦略対話」と題して、それぞれご発表頂きました。
続く第2セッションでは「大国間競争と国際秩序」をテーマに、防衛研究所の兵頭慎治政策研究部長から「ロシアによるウクライナ侵攻が国際社会に与えた影響」を、また上智大学総合グローバル学部長の前嶋和弘教授から「ロシアのウクライナ侵攻に対するアメリカの対応」についてご発表頂きました。上智大学からは対面とオンラインを合わせて100名近くの学部生や大学院生、諸先生方が参加され、中内政貴教授の総合司会のもとに登壇者との間で充実した意見交換が行われました。
合同研究会の閉会後には防衛研究所の業務説明会を開催し、助川康政策研究部グローバル安全保障研究室長から研究職の教育研究活動について説明を行い、参加者と活発な質疑応答が交わされました。







防衛研究所 川崎所長による年頭の辞
令和5年1月10日(火)、防衛研究所 川崎所長による年頭の辞を行いました。年頭の辞においては、新年の挨拶及び各部等への要望事項等について述べられました。
